PEOPLE

グローバルワークプレイス事業本部

生産管理 | 事業リーダーコース

堤 海登 2023年新卒入社

堤 海登

の社会の拓き方

現場経験を自分の強みに。
「点」が繋がるときが来る。

日本の働き方を変える家具を
三重から送り出す。

日本の働き方を変える家具を
三重から送り出す。

三重県の最西部に位置し、奈良や大阪にも近い名張市。周囲に豊かな自然があり、水のきれいなこの土地に、多種多様なオフィス家具を全国に送り出すコクヨ三重工場がある。ここで生産管理や新製品の立ち上げ業務に従事するのが、入社4年目の堤海登だ。

日本の働き方を変えたいと思って入社しました。東京で過ごしていた学生時代、働く人の表情をもっと明るく変える術はないのかなと考え就職活動をして、オフィスから働き方に関わるコクヨに入社しました。オフィス家具を実際に製造する工場からのキャリアのスタートになるとは最初は想像していませんでしたが、結果的に今、すごく貴重な経験をさせてもらっています。ものづくりの現場を知ることは早ければ早いほどいいと思います。

入社から2年間、堤が担当してきたのが、デスクに使われる「天板」の生産管理だ。働き方の変化に柔軟に対応することが求められるデスクには、組み合わせの可変性やOA機器が使いやすい電源タップ・コードダクトなどが不可欠。天板もただ一枚の板ではなく、スチールや木、化粧板、樹脂製の部材など、さまざまな部材を組み合わせて製造される。必要なすべての資材を調達し、さまざまな商品シリーズの天板を欠品のないように生産するマネジメントが堤の役割だ。

私たちがやっているのは多品種変量生産。多様な製品を必要な分だけつくるというやり方です。1つの製品をただ大量生産していた頃より、精度の高い生産管理が必要とされており、フロントサイドからの情報を得て需要を予測しながら生産をコントロールしています。情報を自分から掴みにいくことが大事だなと思います。

日本の働き方を変える家具を
三重から送り出す。
立ち上げ業務を担える工場へ。
自分が次への一歩になる。

立ち上げ業務を担える工場へ。
自分が次への一歩になる。

大型の受注が決まればオフィス家具は多くの数を一度に納品することになる。部材の在庫を過剰に積んで備えることは、利益を圧迫する。だが、部材によっては何カ月も前から海外に発注しなければ届かないものもある。ちょうどいい数量を、ちょうどいいときにそろえることは簡単ではない。一つひとつの部材の生産現場から、顧客と接するフロントサイドまでを見渡したうえでの判断が求められる。自分の力の足りなさが悔しく、涙したこともあるという。

期限内に納めるための解決策がどうしても見つからず、お客様に迷惑をかけてしまうプレッシャーと、あのときこうしておけばという自分の至らなさを感じる経験は何度かしています。上司や先輩はトラブル対応のために夜遅くまで一緒に残って助けてくれました。でも失敗するたびに、その経験は役に立って、そのトラブルは回避できるようになっていきました。振り返れば、すごくいい経験だったのかなと思えます。

失敗を糧にして徐々に力をつけていた3年目の堤に、あるとき新製品の立ち上げ業務への参加が上司から伝えられた。それまで立ち上げ業務は大阪本社の役割だったが、今後は三重工場も担っていこうという工場全体としての挑戦。その最前線に、若い堤がアサインされたのだった。

三重工場からデスク担当の私とイス担当のもう一人がプロジェクトチームに加わって立ち上げが動き始めました。自分が関わる人の範囲が、開発、マーケティング、品質保証、海外現地法人、そして部門長と、急に多岐にわたるようになって戸惑いました。大阪本社に行くことも増えて、中国の現地法人の工場にも何度か行っています。ルーチン業務はなく、前例のないことを開拓していかなければいけない。まだ自分にない知識が求められて苦労しました。

立ち上げ業務を担える工場へ。
自分が次への一歩になる。
現場経験の強みを手にすると、
目指せる場所が広がってくる。

現場経験の強みを手にすると、
目指せる場所が広がってくる。

新製品の企画は、マーケティング・開発・生産などの各部門長に承認を得る会議を何度か経て、次の段階へ進めることができる。部門長からの鋭い指摘を乗り越えた企画だけが門戸を通過できることから、社内では「ゲート」と呼ばれる。堤が担当する製品も一つひとつそれをクリアして進んだ。なかでも最終関門であり製品化の可否が決定される「製品化ゲート」では、材料調達や量産時における課題と対応策を堤が説明。三重工場だけでなく、海外工場、国内協力工場も含めた体制に各部門長の承認を得ることができ、ゲートを突破。製品化が決定した。

部門長を交えた会議体は話されることのレベルが高くて、ついていくのに最初は精一杯でした。上市する日が決まっているなかで、そこから逆算して、いつまでにこの情報が欲しいと他の部署に依頼をしたり、工場と連携して量産に向けた準備を整えたり、プロジェクトをマネジメントする力が身についたと思います。まだ私も分からないことだらけだったので、恥を恐れずいろんな人に聞きました。それで理解も深まったし、関係する人とのコミュニケーションもとりやすくなりました。自分から主体的に動く姿勢はこの一年ですごく身についたと思います。

堤が携わった新製品は「オプト」という名前で2025年12月末に発売。多彩な使い方ができるマルチテーブルとしてオフィスに入り始めている。難しくも周りの協力を得ながらやり抜いた今回の経験で、堤には新たな視界が開けている。

一つひとつの点だったものが、バチっと繋がって線になる。そんなときが何回かありました。分からないままやっていた積み重ねが、あるタイミングで繋がるんだと、入社3年目で知りました。高いレベルにあるコクヨのものづくりを世界でも展開することが自分の一つの目標になりました。一方で、ものづくりの現場経験という強みを手にしたことで、製品について熱意を持って話せる自信も生まれたので、営業にもチャレンジしてみたいです。