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グローバルワークプレイス事業本部

生産管理 | 事業リーダーコース

陣内 円祖 2018年新卒入社

陣内 円祖

の社会の拓き方

根拠を持って判断する。
未来を考え、今を歩む。

大量生産時代から、
システムを脱皮させよ。

大量生産時代から、
システムを脱皮させよ。

三重工場と芝山工場。2つの生産拠点を跨ぎ、ある5年がかりのプロジェクトが進んでいる。老朽化した生産管理システムの刷新と、それに伴う業務の標準化だ。リーダーとして指揮を執るのは三重工場企画グループの陣内円祖。

私が配属された2021年頃の三重工場は、スチールデスクとワゴンを大量にラインに流している光景が大半を占めていました。ところがここ数年で一気に多品種変量生産化が進み、ミシンを使って椅子の背カバーを縫う手作業ラインなども発生。この複雑化した工程に、大量生産時代のシステムでは対応がもう限界です。しかも、三重工場ではオフィス家具を、芝山工場では間仕切りなどの建材を半オーダーメイド的につくっているという違いがあり、それに伴い生産管理のやり方も課題もそれぞれ違う。現状ではシステムも別々。この状況から整合性を取り、システムを統一化して二重管理の手間をなくしていくのはかなりハードな道のりです。

陣内自身は入社から6年間、生産管理系の業務に就いていた。システムについては専門ではないものの、工場のデジタル化推進担当を務め、また自発的にRPA※を導入した事務作業の省人化なども行ってきた。「どのデータ同士を繋げば何ができるか」「これは多分難しい」などアタリがつけられる程度には詳しい。収支管理もできる。リーダーとして、これ以上の適任者はいない。(※ソフトウェアロボットを活用しプロセスを自動化する技術)

何となく営業を志望して入社したんですが、今思えば生産管理の方が向いていました。数字を読むのに苦手意識はありませんし、細かい計画を立てたり順序立てて物事を回したりするのも好きですし。一方で同じことをやるのは飽きるんです。もうちょっと上手いやり方はないか、なぜ今はこのやり方をしているのかと疑って変えていくタイプ。そういう自分の強みが発揮できるプロジェクトに携われて良かったなと思います。

大量生産時代から、
システムを脱皮させよ。
宝か、無駄か。
属人化を見極める。

宝か、無駄か。
属人化を見極める。

システムの刷新には巨額の投資が必要。経営の承認を得るには「老朽化したから刷新」ではない、より未来志向の提言が陣内に求められた。ポイントは2つで、「投資対効果」と「今後の事業方針との適合性」。

システムを入れればこれだけ工数が減り、人件費が減り、在庫が減りますよと。そう試算できるものはいいんです。効果が試算できないものがあるのが悩ましい。例えばシステムを刷新すれば、各拠点の生産実績をデータベース化し、改善施策に活用できる可能性があります。しかし現時点では未実施の取り組みですので、実施した場合の改善効果を定量的に見積もりづらい。また今後の事業方針としてはグローバル展開を見据えていますが、海外拠点まで同じシステムで統一できるかには不確定要素が多く、ここに関しては無責任なことも言えません。

自分が納得できる根拠を積み重ね、上層部への提言をまとめる。と同時に、現場の業務標準化も進める。このプロジェクトはシステム刷新を機に不要な業務をなくしていくという、現場改革でもあるからだ。各部署の実務担当者にプロジェクトに入ってもらい、属人化した業務の洗い出しを行う。場合によってはシステムに合わせて人間のやり方を変える必要もあり、次に待っているのは現場への説得だ。 

属人化は辞めた方がいいと思うのですが、コクヨ独自のやり方が強みになっている業務もなかにはあります。無駄に見えるひと手間が実は顧客提供価値に直結しているようなものです。そうしたものは残せるようにシステムを開発し、そうではない本当の無駄は、システムに合わせて効率化する。価値か、無駄か。見極めながら進めている最中です。

宝か、無駄か。
属人化を見極める。
未来を考えるための、
余白を増やしていきたい。

未来を考えるための、
余白を増やしていきたい。

現在、プロジェクトは全体の3分の1まで完了した。経営層への最終承認待ちで、2028年度中にシステム導入が完了できるよう、陣内は今プロジェクトを推進している。

普段から、ある程度楽観的に「正解はない」と思うようにしながら仕事に取り組んでいます。自分が「これがいい」と思ったものを相手に持っていき、根拠を持って論理的に説明できればいいんだと。これ、1、2年目の頃に先輩に言われたことなんです。私が先輩に「これでいいですかね?」って聞きすぎて、半分鬱陶しかったのか(笑)、「正解はないから自分で考えろ」って。でもそこでハッとしたんです。だれかに合意を取ったり足りない視点を補ったりは必要ですが、基本は自分で考えて判断すればいい。良いアドバイスだったなと思い、後輩にも伝えています。

大学で心理学を学んだ陣内は、空間が人に与える影響に興味を持ってコクヨに入社した。モノを売っているというより思想的に価値を提供している会社。陣内の目にはそう映った。では、陣内の今の仕事はどんな価値を提供していると言えるだろう?返ってきた答えは、「社内に余白時間を生み出しているんです」。

標準化が進み、ルーティンが自動化されることで余白の時間が生まれれば、もっとワクワクする業務ができる。それが仕事のやりがいにも繋がっていきます。私の場合は未来のことを考えて仕事ができるときに一番ワクワクします。目先のことをうまく回すのも大事ですが、先々を予想して、今何を考えておくべきかを考えたり、対策や準備をしたり。そういうことに目を向けられたらいいなと思います。 

次のキャリアとして事業戦略に挑戦したいという陣内。ものづくりとお金の動きがわかったうえで、描いていく事業の未来はいかなるものか。新しい風が舞い込む、余白は少しずつ広がっている。