PEOPLE
新規事業開発 | 事業リーダーコース
高橋 幸季 2021年新卒入社
まずは勝手にやり始めます。
放課後の活動みたいに。
もやもやを解決できるようになりたいんです。自分の中、社会の中にあるもやもやを見つけて解決するのが新規事業開発だと思って、希望してここに異動してきました。難しく思えるテーマでも因数分解して、まずはやってみる。ちっちゃいところから。重大なリスクさえなければ勝手にやり始めるのがいいと僕は思ってます。
そう語るのは、イノベーションセンターに所属する、入社6年目の高橋幸季。現在は学校向けの新規事業開発に取り組み、開発中のシステムを全国各地の学校に実際に使ってもらいながら改良を重ねている。「もやもや」があると何かしたくなる性分は、入社してすぐに配属されたワークプレイス事業部で建設会社向けの営業を担当していた頃から発揮されていた。
営業をしていて、見積書を作成する業務が僕はとても嫌いだったんです。頭を使うところは2割くらいで、8割くらいは作業やチェック。この面倒な見積もり業務がなくなっちゃえばいいのにと思って始めたのが「見積自動化アプリ」の制作でした。僕以外にもうずうずしていた同世代を他の部署から巻き込んで、仕事としてじゃなく、仕事が終わってから会議室に集まってコソコソやってました。放課後の活動みたいな感じです。
上司に許可を取ることもなく勝手に始めた部活動のようなアプリ開発は、プログラミングが得意なメンバーも加わって加速する。ある程度、形になったところで高橋が上司に見せると、怒られるどころか賛成してもらい、開発はさらに熱を帯びた。1年ほどで実際に使える見積自動化アプリを完成させる。もやもやの解決のため「勝手に」始めたプロジェクトが、事業部表彰を受けるまでになったのだった。
ゼロから事業をカタチにするって、
自分はかなり楽しいかも。
自主的なアプリ開発に取り組みながら、高橋は20%チャレンジの制度を使って、週1回のイノベーションセンターでの勤務も始めた。そこで見た働き方が、また高橋を刺激した。
新規事業開発をやっている人たちのアクション量の多さに驚きました。まだ全く内容が固まっていない状態でも、関係がありそうな企業があれば即座に連絡を取っている。ミーティングをセットして、コラボレーションの機会を探ったり、初期段階の構想でもぶつけてフィードバックを受けている。それが酷評でも気にしない。褒めてもらったところをポジティブに捉えて伸ばしている。自分がアプリ開発で経験したことと同じ匂いを感じて、ゼロから事業をカタチにするって、自分はかなり楽しめるんじゃないか、ちゃんとコミットしたいと思うようになりました。
想いを上司に伝えると、兼務という形で事業開発に関わることが認められ、さらに2025年にはイノベーションセンターへの異動が実現する。初期の構想から高橋も関わっていた学校向け授業支援システム開発の最終段階を、リーダーと2人で担うことになった。執行役員ともミーティングを重ねるガチな事業開発にフルコミットする日々が始まった。
甘いところを役員から突っ込まれ、差し戻されては、考え直していくプロセスでした。ビジョンに到達するまでの道筋を描くこと、解像度高く数字で語れるようにすることをよく指摘されました。まだまだ磨いている途中ですが、お客様を訪問するときも漫然と行くのではなく、後で検討する際の参考になるデータが取れるような質問の仕方をして、お客様のインサイトを探るようになったと思います。
とにかくまずはアクション。
踏み出すと意外と歩み出せる。
いよいよ学校から有償での導入契約の獲得を目指す段階になると、高橋は全国の学校に電話をかけてアポを取っては事業説明を重ねた。各地に出張して学校を訪問したり、オンラインでの説明の機会を得た。プレゼンした学校は延べ100校にのぼった。
ベタなやり方ですが、片っ端から学校に電話をかけました。自分たちだけでは足りないと、電話営業の代行の会社にもサポートしてもらい、アポを取ってはぶつけてみました。以前、先輩たちがそうしていたのを思い出して、まずはアクションしながら、高速でやり方を修正していきました。緊張しましたが、やっぱり踏み出してみると有益なフィードバックは多くいただけました。情熱が先行するような僕のプレゼンも受け止めてくれて、プロジェクトの可能性に共感して導入を決めてくださる学校にも出合えた。まさに新規事業の進め方を体感する1年になりました。
不確実性への不安があっても、それを抱えたまま踏み出してみる。石橋を叩いて渡るのではなく、渡りながら何かあれば直し、直しながら渡り切る。そんな姿勢で葛藤を越えてきた日々は、高橋の事業開発マインドをより強くした。学校向けシステムのユーザー体験の向上を考えたり、販売戦略を立案したりと事業化の最終フェーズに取り組みながら、高橋はすでに新たな「もやもや」の解決にも動き出している。
実はまた例のごとく勝手に動き出していまして、企業横断の同世代のコミュニティーをつくり始めて、勝手に会社のスペースを使って何度もイベントを開いたりしてるんです。Z世代付近の自分たち世代がもっと未来に希望を持てて、自分たちならもっとできるという自己効力感を持つにはどうしたらいいんだろう、というもやもやがテーマです。また仲間集めにも成功して、社内外からの参加者があり、手応えを感じています。うずうずしている仲間を見つけるのも僕は得意みたいです。